2017年1月9日月曜日

<歴史マニアの半歩深読み> 新大河『おんな城主直虎』の第一印象

期待が低かっただけに意外に(もしかしたらけっこう)面白い可能性


以前のコラム(『真田丸』の描き方と魅力 (2) )でも書きましたが、女性を主人公に女性の脚本家が書く本作は大河としてはあまり期待していなかったのですが、第一話を観た印象は良い意味で期待が裏切られるかもしれません。
 

時代選択は絶妙


描く時代については実はかなり恵まれています。

井伊家を描くということは、今川義元に支配されている状態から徳川家に仕え戦国時代の終焉までが網羅できます。


これはこのブログでもまさに書いてきたように、今川義元をまさかで倒し信長が名乗りを上げるところから、秀吉が天下を統一し家康が戦国の世を終わらせるところまで全てを含んでおります。


武将選択は渋いけれど


歴史に「ネタバレ」があるのかは謎ですが、展開を楽しみにしている方のために多くは書きません。


井伊家を選んだのは渋いです。黒田官兵衛を選んだ3年前と似ている気がします。


「おんな城主」として何を描きたいのか


問題は、なぜ直虎なのか。

冒頭で女性脚本家を危惧していましたが、今まで何度も何度も観てきたのが「恋愛もの」になる恐れです。
 
※良い悪いではなく好きか嫌いかの話です。ただ、史実とてんで異なる(というかどうでもよい)恋愛のごたごたを「戦国」と呼びたくないだけです。


初回は大河ドラマらしく好感


初回のシビアな現実を含めた戦国時代の描き方、テンポの良さ、安定の俳優陣、バリエーションのある撮影場所を観る限りは、王道の大河の臭いがして楽しみになりました。
 
ある意味「三谷ワールド」の真田丸とは異なる歴史観も期待です。


ただし、「三角関係」なんてフレーズが何度か出てきており…、「歴史もの」が好きな我々が大河を観るわけで、恋愛ものが好きな層はその後9時なり10時から民放を観ることだけは忘れないで欲しいと思います。


視聴者の反応に合わせ1年かけて様々な修正が入るのも大河ですが、どうぞ「1年続く楽しみ」に大成して下さいませ。




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著者:ひさなお
 
 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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